努力は必ず報われる
毎々、お世話になります。
我が阪神タイガースはクライマックスシリーズで宿敵の読売ジャイアンツに力の差を見せつけられ敗退しました。奇跡もここまでか・・大坂出身の「新谷 一二三(しんたに かずふみ)」です。
私が学生だったころは地上波のゴールデンタイムに必ずプロ野球中継がありました。
父と私が阪神ファンで母と姉が巨人ファン。
チーム毎に別々のテレビで応援し野次を飛ばし合うという複雑な家庭環境でした(笑)
現在、私はスカパーさんと有料契約してプロ野球ほか様々な番組を楽しませてもらっています。中には二軍戦の中継までやってくれたりします。
今期、二軍(育成選手)で引退された選手がいます。
阪神タイガースの横田慎太郎さん(24歳)です。
横田選手は前金本監督が就任された際、その秘めた大きな才能を認められ開幕1軍スタメンを勝ち取りましたが、その翌年のキャンプ中に原因不明の頭痛を発症、脳腫瘍と診断され手術。頭痛発症からおよそ1年後の翌年のキャンプから練習に復帰。この際、育成契約になり支配下選手時代の背番号「24」から「124」に変更になりましたが支配下登録目指しておよそ2年間、必死に練習をされてこられました。朝は誰よりも早くから練習し、試合中はベンチから一番声出ししていたそうです。走攻守どれも才能を感じさせる選手で掛布雅之さん曰く「松井秀樹より上」と絶賛されていたので私も大変、期待していました。
ですが脳腫瘍そのものは完治の診断も、ボールが二重に見えるなど視覚系の後遺症が残り今年9月22日に引退を発表。
同年9月26日、鳴尾浜球場で行われた阪神タイガース二軍の最終戦に8回二死二塁の場面からセンターの守備につきました。公式戦は実に1096日ぶりでしたが相手選手がセンター前ヒットを打ち、いきなり守備機会が訪れます。得点される大ピンチです。
練習ではボールが確り見えない為、後ろに下がって捕球していたらしいのですが無意識に猛ダッシュで前進、ボールを捕球、イチローよろしくレーザービームで本塁捕殺!一軍からもたくさんのチームメイトが応援している前で有終の美を飾りました。
(正直、鳥肌たちました)
試合後の引退セレモニーでは観戦していた両親やチームメイトに涙で感謝を述べ、「最後、まさかこんなに素晴らしい思いが出来るとは夢にも思いませんでした。今までつらい思いをしてきたこともありましたが、自分に負けず、自分を信じて、自分なりに練習をして。本当に神様は見ていると思いました」とあいさつ。動画サイトで観ていた私まで泣いてしまいました。
この一件がある前から私は「努力は必ず、いつか、報われる」を座右の銘にしていましたが、仕事で成果も出ないと、時に努力する事に後ろ向きになる事もありましたが、やっぱり努力は嘘をつかないのだなと思いなおしました。これからも努力する事に真剣でいたいと思います。
あぁ・・20歳代のころ努力して射止めたあの子は、もう隣に居ないけど51歳になった今も努力し続けようと心に決めて飲むダブルロックは、なぜか、ほんのり涙味です。
でわ、でわ・・See You!